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職員の働きやすさと保護者のニーズ その両方を実現できる環境を整備

  • 仁井田の杜 わかばこども園さん
  • 須賀川市
  • 私立/ 認定こども園
  • 学校法人 吉野学園

【所在地】須賀川市仁井田代官作田2

【職員数】21名

【利用定員数】95名

【URL】https://www.yoshinowakaba.ed.jp/niidanomoriwakabakodomopreschool

ICT化の推進で、子どもに関わる時間を増やす

郡山市内で約50年にわたり幼児教育に携わってきた学校法人吉野学園が2024年に須賀川市郊外に開園した「仁井田の杜 わかばこども園」。「緑豊かな環境で 子どもたちの個性を伸ばす」という保育方針のもと、21名の職員が保育に当たっています。

同園では、保育目標に従って保育計画を作成し、そのための保育活動はどうあるべきかを考えています。「職員には、保育目標のうち今年度はどれに力を入れて実践するか自己目標を決めてもらっています」と園長の立石ひとみさん。職員それぞれの目標については園長・副園長が個別にヒアリングを行い、園としてどうサポートすれば目標を達成できるかを明確にし職員に示しています。

ICT化を推進し、パソコンやスマートフォンは1人に1台貸与。保護者との連絡帳のやりとりだけでなく、職員間のグループLINEや日々の予定をGoogleカレンダーで共有するなど効率化を図り、働きやすい環境を整備しました。「残業はほとんどありません」と事務の川島知也さん。「連絡帳を手書きする時間を、子どもたちと向き合う時間に充てたいという思いから導入しました。便利になっただけでなく、コミュニケーションもしっかりとれていると実感しています」と立石さん。勤怠管理にはアプリを導入し、シフトや有休の取得状況が確認できるだけでなく、早退や残業などの申請もできるため、園長が不在などで承認がもらえないという問題もクリアできました。

園長 立石 ひとみ(たていし ひとみ)さん

事務 川島 知也(かわしま ともや)さん

「吉野学園は、現在2つのこども園を運営しています。それぞれの園の特徴を活かしつつ、合同で研修を行うなど共通理解を図って取り組んでいます」と立石さんと川島さん。

 

クラスごとのキャラクターが描かれた職員用Tシャツ。制服はTシャツやポロシャツなど2種類を貸与しています

 

 

保護者のニーズに対応した、さまざまなサービスを提供

 

 

英語や運動など、独自の保育を行っているのも園の特徴の一つ。外国人講師による「WAKABAタイム」では、英語に親しみながら、異文化交流を通したコミュニケーションがとれる機会を作っています。また、週1回行っている「アクティブキッズプログラム」では、バスケットボールチーム・福島ファイヤーボンズのトレーナーの指導により、年少・年中・年長の各年齢に合わせた運動スキルを楽しく学んでいます。

さらに、配慮が必要な子どもへの支援も行っています。「個別支援計画を作成したり、利用している施設と連携したりしながら支援を行っています」と立石さん。月2回、学校心理士に子どもの様子を見てもらい支援計画を確認しているほか、保護者が直接カウンセリングを受けることも可能で、一貫した支援のアドバイスや、小学校就学に向けた相談にも対応しています。「子どもたちは日々変わっていくので、その子に合った保育活動に向けたしなやかな保育体制を整えていきたい」と立石さんは話します。

ほかにも、おむつのサブスク※やお昼寝用マットやタオルのレンタル、“ドライブスルー登園” として、車から降りなくても子どもを預けることができる仕組みも取り入れるなど、保護者の利便性を図り好評を得ています。

※サブスク…「サブスクリプション」の略語。定額料金を支払うことで、おむつ等の物品を継続的に利用できる仕組み

アクティブキッズプログラムの様子

 

日中の子どもたちの様子を知りたいという声を受け、インスタグラムに写真を日々アップしています

職員が成長できる環境づくりを

2025年度に保護者向けに実施したアンケート調査では、肯定的な評価をいただきました。「2026年度は、アンケート結果を踏まえて子どもたちがより安心して伸び伸びと活動できるように対応していきたい」と立石さん。内部評価だけでなく第三者評価※を受ける準備を進めており、中からも外からも評価を受けて保育の充実を図っていきたいと話します。

また、新卒採用も積極的に行っており、LINEで応募できる仕組みも取り入れました。「試験日程や合否連絡もLINEで行いました。確認したかどうかも分かり、メールよりレスポンスが早いので、今後も活用していきたいです」と川島さん。保育士を目指す学生に対しては、「子どもが好き、保育士になりたいという思いを大切にしてほしいです。新人は失敗してもいいんです。失敗を恐れず、個性を前面に打ち出せる魅力的な保育士と一緒に働きたいですね」と立石さん。復職希望の方に対しては、「ブランクがあっても、それまで培ってきたスキルはきっと活かすことができます。勇気をもって一歩踏み出してみませんか」とエールを送ってくれました。

 

※三者評価…当事者(本人)や直接の利害関係者ではない中立的な立場の人・機関が行う評価

 

 

 

 

令和7年12月発行

 

 

 

 

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