子どもたちの成長を間近に感じられるのは 保育士の特権。 「できた!」を支える喜びを、日々感じています。
- たかぎ保育所
- 松本 あけ美さん
- 本宮市
- 公立/ 保育所
- 保育士/ブランクあり
■プロフィール
二本松市出身。短大卒業後、幼稚園教諭として勤務したのち、児童厚生員や保育士として働く。結婚し、育児に専念するため退職。子育てが一段落した10年ほど前から調理関係で働いていたが、保育士不足に貢献できればと復職を決意。再就職支援セミナーを受講し、令和3年6月に、たかぎ保育所に就職した。
Q .どうして保育所で働こうと思ったのですか?
短大卒業後、幼稚園や保育所で4年ほど勤務しましたが、結婚後は子育てに専念するため退職しました。それから何十年も保育現場からは離れていましたが、近年の保育士不足が深刻なことをニュースなどから知り、これからの未来を担う子どもたちのた めに、60代の私でも何か貢献できることがあるのではないかと思い、復職しようと考えるようになりました。
Q.保育所に就職するまでのいきさつを教えてください。
保育所で働こうと決めたものの、ブランクが長かったので、復帰できるか不安でした。そんな時、たまたま新聞の折り込み広告で「保育士・子育て支援員再就職支援セミナー」の存在を知り、応募することにしました。セミナーでは、保育現場の現状や保育補助者の役割を学びました。さらに、福島市内の認定こども園を訪れて保育の様子を見学し、潜在保育士がいかに現場で求められているかという話を直にお聞きしたことで、就職への思いがさらに強くなりました。その後、セミナーを主催していた福島県保育士・保育所支援センターからたかぎ保育所を紹介されて見学したところ、とても雰囲気が良く、「ぜひここで働きたい」と思い応募しました。
Q.保育所ではどんな仕事をしていますか?
私は「支援員」として、週5日、7時間30分働いています。支援員はクラス担任の先生の補助的な役割として、日によっていろいろなクラスのお手伝いに入り、保育を行っています。コロナウィルスの流行で保育所ではこまめな消毒や清掃などが必要となり、保育士の仕事量が増えていると感じます。そのため、支援員として求められていることをいち早く感じ取り、担任の先生と連携して柔軟に対応できるよう心掛けています。
Q.仕事のやりがいはどんなところですか?
保育士は子どもたちの大切な命を預かる責任の重い仕事ですから、大変なこともたくさんありますが、キラキラした子どもたちの笑顔に触れると苦労も吹き飛びます。0歳児の子が歩き始めたり、初めて言葉を話したりなど、日々の成長の瞬間に立ち会えることに喜びとやりがいを感じますね。子どもたちが私を「しぇんしぇ(先生)」と呼んで慕ってくれたり、必要としてくれたりすると、より特別な存在になれたようで、とても嬉しいです。
Q.たかぎ保育所で働いて良かったと思うことはありますか?
当保育所は職員同士の仲が良く、和気あいあいとしているので、それが子どもたちにも良い影響を与えているのではないかと思います。勤務態勢は3交代のシフト制ですが、複数人で組むので、急に休まなければならない時もシフトの変更がスムーズに行えて助かっています。
Q.これから挑戦してみたいことはありますか?
自分の知っている手袋シアターやパネルシアター、歌、手遊びなどの数はまだまだ少ないので、今後たくさん覚えていきたいですね。また、研修等にも積極的に参加し、スキルアップを図っていくなど、これからも生きた保育を肌で感じながら、自分自身も成長していけたらと思っています。
これから保育士として働きたいあなたへ 子どもの笑顔を引き出す喜びを一緒に味わいましょう!
松本さんは、勤務当初は久しぶりの保育に緊張されている様子でしたが、温かい雰囲気をお持ちなので、子どもたちもすぐに馴染んで先生のことが大好きになりました。小さいクラスの手伝いに入ることが多いのですが、率先して動いてくれますし、担任とのチームワークも良いので助かっています。
「保育の現場は大変」と聞くことが多いかもしれませんが、子どもたちの成長に触れ、その喜ぶ姿を目の当たりにしたら、絶対にやって良かったと思うはずです。今は保育現場も多様な働き方ができますから、これから保育を目指す学生さんや潜在保育士の方はもちろん、資格がなくても保育に興味がある方は、ぜひ挑戦してもらえたらと思います。一緒に保育の喜びを味わいましょう!
たかぎ保育所
所長 本田 真理子さん
設置主体:本宮市
保育園名:たかぎ保育所
所在地:本宮市高木字大学80-1
職員数:24名(うち支援員5名)(令和5年1月現在)
利用定員数:128名
URL:https://motomiya.fcs.ed.jp/たかぎ保育所