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若手保育士の悩みや課題をすくい上げ 適切な助言と研修でスキルを育成する

  • アスク八山田保育園さん
  • 郡山市
  • 私立/ 保育所
  • 株式会社日本保育サービス

【所在地】 郡山市八山田西2-322

【職員数】18人

【利用定員数】60名

【URL】https://www.nihonhoiku.co.jp/blog/yatsuyamada/

面談を重ね、目標への課題をいち早く把握

アスク八山田保育園を運営する日本保育サービスは、保育所や学童クラブ、児童館などを全国で300カ所以上展開しています。職員の教育や育成は本部の体制に基づいて行われており、各園ではそれを受けて園の目標を立て、さらに職員はそれに沿って個人の目標を設定しています。また、職階や勤務年数に応じて求めるスキルや能力を定めた評価基準が設けられており、この評価は賞与査定に用いられますが、その際、職員一人ひとりが自己評価を行い、最終的に評価者である大竹園長が評価する仕組みになっています。園では、年に6回、個人面談を行い目標や評価基準の達成状況を確認しますが、悩みやつまずきをこまめに聞き取り、きめ細やかなアドバイスを行うことで職員の目標達成やスキルの向上につなげています。保育士一人ひとりの課題や目指す姿が明確化されることで、経験の浅い保育士の育成、保育の質の向上に効果を感じているそうです。

面談では、保育士の良いところや達成できている部分をほめるように心掛けているそうです。

 

「面談を重ねることで、職員の思いが見え、一人ひとりを大切にすることにつながると考えています。」と園長の大竹さん。

 

新人も若手も共に成長する「チューター制」

新人職員の育成においては、年の近い先輩保育士が新人保育士に対して1年間マンツーマンで指導を行うチューター制を採用しています。「チューター制では、新人保育士とチューターとの相性が大切なので、入社してから最初の1カ月は、いろいろな職員と仕事をする機会を設け、相性などを見極めました。さらに本人と面談し、希望を聞いた上でチューターを決定しました」と大竹さん。「チューターは普段から新人保育士の仕事ぶりを気に掛け、アドバイスなどをしていますが、月に一度はしっかりと時間を取って面談を行うようにしています。さらにチューター自身も指導について悩むこともあるため、ベテラン保育士がフォローするほか、定期的に園長面談を行い、助言や指導をするようにしています」。

新人教育をチューター任せにするのではなく、職員が一丸となって新人保育士とチューターを支えることで、安心して指導に取り組むことができるといいます。それが新人保育士だけでなく、チューター自身の成長にもつながるという相乗効果を生み出していました。

「最初は不安でいっぱいでしたが、月に一度、相談できる時間があることで、気持ちに余裕を持って保育することができるようになりました」という入社1年目の古川さん。

 

チューターの浅和さんは「今までは自分のクラスにばかりに目が向いていましたが、チューターになってからは、他クラスの保育についても考えるようになりました」と自身の変化を振り返ります。

 

充実の研修で保育スキルを向上させ「選ばれる保育園」へ

日本保育サービスでは、保育士のスキルに応じて適切な研修を受けることができます。また年間約300もの研修が開催され、自分の興味や関心に基づいて自由に選択できるほか、各園独自の勉強会も行われています。「今後は、担任以外のクラスの保育を見学し合う機会を設けたいと考えています。他クラスの保育を見ることで自分にないものに気づいたり、考えたりするきっかけにしてほしいですね」と話す大竹さん。今後も保護者の方々に選ばれる保育園となるためには、子どもたちの様々な可能性を引き出せる保育士の育成が鍵になる、と将来を見据え、話していました。

 

園内で開催された救急対応研修の様子

 

「選ばれる保育園」となるために「食農・食育」を始め、かがく遊びや英語など、さまざまな学習プログラムを実施しています。

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