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仕事にブランクがあっても「まずは相談を」自分に合う働き方と環境の施設を探してほしい

  • 塩川のびやか保育園さん
  • 喜多方市
  • 私立/ 保育所
  • 社会福祉法人 啓和会

【所在地】 喜多方市塩川町字古戸城451-3

【職員数】 29名

【利用定員数】90名

【URL】https://keiwakai.net/shiokawa

小さな子どもでも安心!抗菌作用のある砂を使った屋内砂場が人気

広々とした園庭と園舎の中で、四季折々の自然に触れて健やかに成長できるのが魅力の塩川のびやか保育園。子どもたちには五感を使って、さまざまな感覚を磨いてほしいという思いから、歌や音楽を取り入れた遊び、野菜づくり、料理体験など多彩な取り組みに力を入れています。特徴的な設備としては、小さな子どもでも安心な抗菌作用のある砂を使った「屋内砂場」と「屋内プール」があり、天気に左右されずに水や砂といった自然に触れて遊べます。また、隣接している同じ法人が運営する特別養護老人ホームけいわ苑との世代間交流も盛んで、子どもたちのコミュニケーション能力アップにもつながっています。

園長 小林 香(こばやしかおり)さん(写真右)

遊びや芸術観賞を通じて「子どもたちにはいろいろな世界を知ってほしい」と話す園長の小林さんと主任保育士の宇津木 美穂(うつぎみほ)さん(写真左)

子どもたちに人気の屋内砂場とプール。慣らし保育を始めた小さな子どもでも安心して利用できます。

自分の時間も大切にしながら、仕事も円滑に進むように取り組む

職員の働き方の改善については、仕事の区切り(メリハリ)、連携、スキルアップ、多様な働き方など、さまざまな視点から取り組んでいます。小林園長は「職員は休憩時間に保育室から出て、休憩室で休めるようにしています。仕事から離れて心のゆとりを持つことは大事ですし、有給休暇についても取りやすい体制を整えています。また、バースデー休暇もあるので、自分や家族との時間も大切にしてほしいです」と話します。ほかにも、仕事が円滑に進むように情報共有や職員同士のコミュニケーションを大事にしていて、アクシデントがあれば臨機応変に対応し、子どもたちと職員の両方が笑顔になれるような環境づくりを進めています。しかし、こうした取り組みの一方で「地域の保育士不足という課題は残っています」と小林園長は話します。解決のためにも、若い世代や経験者に「地元で働くメリット」や「働きやすい職場環境」などの情報発信に取り組んでいくことが大切です。

子どもたちや施設の状況について細かく情報を共有。塩川のびやか保育園の職員は、子どもたちから「先生」ではなく「さん付け」で呼ばれていて、お互いを尊重した信頼関係を築いています。

 

子どもの交流促進と職員のスキルアップを目指したい

塩川のびやか保育園では、特別養護老人ホームけいわ苑の利用者の方との世代間交流をはじめ、同じ法人が運営する児童発達支援サービス施設「わんステップ米代教室」(会津若松市)を利用する子どもたちとの交流促進にも取り組んでいます。また、これから「わんステップ城前教室」(会津若松市)や「わんステップ塩川教室」(喜多方市)の開設も予定されており、多様な療育や交流が期待されます。小林園長は今後について「子どもたちの交流活性化と同時に、職員の資質向上を目指しています。スキルアップのためにも積極的に外部の研修やセミナーに参加して欲しいです」と目標を話します。さらに、保育の質を向上していくためには人材確保が重要だと言い、「例えば、当法人は喜多方市内で規模の違う3 つの保育施設を運営しているので、ブランクのある経験者の方が小規模施設からスタートできるなど、それぞれの事情に合った環境で働けます」と職場選びの大切さを話してくれました。

塩川のびやか保育園が大事にしているのは子どもたちの主体性や個性。子どもたちが自分で考えて、思ったことを伝えられるようにサポートしています。食育にも力を入れていて、子どもたちは野菜づくりや料理体験を通じて食の大切さを学んでいます。

令和6年11月発行

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